電通はホワイト企業?ブラック企業?
今日は電通に関して語ってみたいと思います。
電通はブラック企業か?
過去から社員の過労死問題があり、遺族から何度も訴えられている事実があります。
給与し自体はさほど高くありませんが、残業代や福利厚生などの+要因があり年収としてはかなり高い年収になっていることには間違えありません。
しかしながら、いくら年収が良いとしても亡くなってしまう、過労で心や健康がぼろぼろになってはなんの意味もありません。
そういった意味では、ブラック企業と言われてしまっても致し方ないかもしれません。
ただ、広告代理店の仕事はクリエイティブ部分が多く、時間が読めないことも多々あります。
より良いものを創作するには、時間をかけて制作して行かなければなりません。
それは経験した人にしかわからないかもしれませんが、なかなかこれでいい。という終点に到達することが難しいことなのです。
制作サイドのスタッフはより良い広告を作成するならば、遅くまで、土日も使っても良いと考える人たちが多いのも事実です。
そこで、過労死するまでに至った経緯の中で問題だと思う部分は、社員への承認欲求を満たしていないことにあると思います。
制作に多くの時間はかかるものですし、クライアントのやりとりにも時間をかけて交渉することは多く存在します。
そんな時に、「よく頑張っているえらい、どこかで休んでくれ」と言われれば、
辛かった仕事も、わかってくれたと思い報われるものです。
しかしながら、お前は無能だ、残業代泥棒的な発言をしてしまっては、全く持って人間として失格ですし、そもそも労働者に対して使う言葉ではありません。
そもそもそういう発言がまかり通っている電通社内に問題があります。超体育会系体質な社風がそうさせているのです。
労働環境や風土で言えば、ブラック企業と言われても仕方がないでしょう。
電通はホワイト企業か?
電通と仕事をしていて感じることは、優秀な社員が多いということです。やはり高学歴で頭のきれる社員が多く存在することは事実です。
コンペ案件に関しても、電通、博報堂、ADK、JWTに依頼していざ比較をして見ても、素晴らしい案を企画して提案するのは電通です。最近はデジタル提案や調査データを活用して提案しますので、説得性、納得性において一歩リードしています。
そういった意味では、ホワイト企業と言えると思います。
優秀な社員が多く、企画提案もよいならば電通はやはり良い会社と言えるでしょう。
結局、どこの会社にでもあることですが、2面性は必ずあります。
良いところも悪いところもあるものです。
しかしながら、悪いところが極端に出てしまうことが、大きな問題なのだと言えます。
人を雇用し働くとはどういったことなのか。上層部から今一度悪しき慣習を見直す必要がありますね。
もし電通と仕事をする、電通に就職するということがあった場合、上司が発言したことが全てではなく、自分自身で自分を守るということも必要だということです。
会社軸で判断するのではなく、自分軸での物差しをしっかり持ち働くことが、まずます大事になってくると思います。