広告代理店の5月病の体験談
地元の小さな広告代理店で、営業職として働いています。学生の頃から広告代理店で働くことが夢でしたが、新卒での採用は叶いませんでした。
事務職を経験したのち、必死で転職活動をし、やっと手につかんだ広告代理店での勤務です。営業としてクライアント確保、受注活動、売り上げや予算管理などの仕事をしています。
当然ですが、やっと入った広告代理店だったため、入社当時は意気揚々としていました。元々マーケティング部署を希望していたのですが、それは叶わず営業部での配属となったのです。
当初はどんな職種でも、夢だったのだから頑張れると信じて疑いませんでした。どんなに仕事が忙しくても楽しくて、広告代理店への転職という夢が叶ったことを、心から嬉しいと感じていたのです。
5月病なんて自分とは無関係だと思っていました。
中途採用でしたが、入社したのは4月です。勤務し始めて2週間ほど経過した4月の中ほどくらいから、体に異変を感じ始めるようになりました。
朝起きても体が動かず、どんなに会社に行かなくてはと思っても、思うように行動できません。次第に遅刻ギリギリで出社する日が増えていきました。社内にいてもできるだけ誰とも話したくないと思うようになり、クライアントとの打合せが苦痛で仕方ない日々が続きました。
そのうち、せっかく入った広告代理店なのに、やめたいと思うようになったのです。
このままではよくないと思い、どうしたらいいのかすごく悩んだ結果、思い切って心療内科を受診してみたのです。そこで5月病であろうという診断が下りました。先生に「仕事はいつ辞めてもいいくらいの気持ちで取り組めばいいんじゃないか」と言われ、体がすごく軽くなる感覚を覚えました。
いつの間にか、過密すぎるスケジュールが私の心を蝕んでいたのだと思います。せっかく夢が叶ったのだからと、すごく頑張り過ぎていたのがよくなかったようです。
心療内科を受診するのは少し勇気がいりましたが、思い切って受診したおかげで、なんとか5月病を乗り越え今も頑張ることができています。
もうすこしであれから1年が経ちますが、いまはなんとか仕事できています。忙しいことが当たり前になると消耗してしまいます。
時間を見つけてリフレッシュを心がけてることが大事です。皆さんも気をつけてください。